CAD/CAM 冠

コンピューター上で模型をスキャンし、専用の装置でハイブリッドセラミックの被せ物を作製します。

※平成29年12月より下顎第一大臼歯のCAD/CAM冠(白い被せ)が保険適応になりました。

1. CAD/CAM冠とは?

これまでの被せ物は歯科技工士の手作業で作製されていました。
CAD/CAM冠はコンピューター上で模型をスキャンし、歯の形状をデザインし、専用の装置がハイブリッドセラミックのブロックから削り出して被せものを作製します。
これからの歯科業界が直面する歯科技工士の高齢化による人手不足の解消や歯科用金属の高騰のため金属の代替案としてCAD/CAM冠が普及し、メタルフリー化を促進するものと期待されています。

2. どの歯でもできるの?

当初、小臼歯のみが対象でしたが、平成29年12月より下顎第一大臼歯も保険適応になりました。
(但し、金属冠に比べ割れやすいため上下左右第二大臼歯が残っており、歯ぎしり、食いしばり等、歯に過剰な力が加わらないことが条件になります)
また、どの歯科医院でもCAD/CAM冠ができる訳ではなく、厚生労働大臣が定める施設基準に適合していると認められた歯科医院でのみ治療が可能です。(H29年時点でおよそ6割の歯科医院で認可されています)

3. 治療費は?

おおよその目安として
小臼歯 削って型取りするときに約2,500円
装着時に約5,000円
大臼歯 削って型取りするときに約2,500円
装着時に約6,000円
CAD/CAM冠が保険適応になる前は、 ハイブリッドセラミクス冠の相場が6〜7万円(自由診療)だったことを考えると、大変お得になりました。

4. CAD/CAM冠のメリット

  • 今まで金属冠を入れていた歯に白い被せを採用できるようになり、話しているときや笑ったときに金属が見えることがなく安心です
  • 金属アレルギーを起こしたり、金属によって歯茎が黒ずんで見えたりする心配がありません

5. CAD/CAM冠のデメリット

  • 動画を見ていただくとわかりますが、単色のブロックを削り出すため天然歯(天然歯は先端にいくにつれて明るさを増す)のような自然感を出すことが困難です
    →天然歯と遜色ない自然な感じにしたい方はオールセラミック修復(保険適応外)をお勧めします
  • 強力なセメントで接着しますが、歯ぎしり等で歯がすり減ったり、元々の歯が短い方は外れやすくなります
  • 過度の力が加わると割れる可能性があります
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